...そのまわりをこそこそ歩いていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...こそこそと葉子について私語(ささや)きかわすらしかった...
有島武郎 「或る女」
...障子を閉めて狐鼠々々(こそこそ)下りて行く...
石川啄木 「病院の窓」
......
武田祐吉 「古事記」
...こそこそと林の中に這入つて行く...
太宰治 「お伽草紙」
...冷汗三斗の思いでこそこそ店内に逃げ込んだ...
太宰治 「花燭」
...先生が来ると急にこそこそして...
太宰治 「正義と微笑」
...下のものが何かこそこそと話しては...
田山花袋 「道綱の母」
...こそこそささやいた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...」皆こそこそと布団の中にもぐり込んだ...
豊島与志雄 「春」
...何かこそこそ用をしている看護婦...
豊島与志雄 「二つの途」
...怨(うら)むようにこそこそと他人の悪口をいうさまは...
新渡戸稲造 「自警録」
...なにかこそこそと話をしていた...
久生十蘭 「金狼」
...弟や妹が自分の知らない英語ばかりこそこそ勉強してゐるのを彼れはさも目障りでならぬと云つたやうな口調で話した...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...われわれを見るとこそこそ土堤の端の方へ寄ッて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...くろとこそこそ話すのが聞え...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...「蔭でこそこそ耳こすりをするほうが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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