...主人のかたわらにこそこそと近より...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...かげでこそこそ僕を批判し...
太宰治 「新ハムレット」
...また母親とこそこそ立ち話をしていた...
徳田秋声 「足迹」
...僕の同僚などもこそこそやってるやつがあるが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...何かこそこそ仕事をしている...
豊島与志雄 「聖女人像」
...またこそこそと引っ込んだ...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...」皆こそこそと布団の中にもぐり込んだ...
豊島与志雄 「春」
...こそこそと二階の寝室へ上ってゆく...
豊島与志雄 「春」
...留守中にこそこそ探すなんて...
豊島与志雄 「反抗」
...捨台詞(すてぜりふ)一つ残さずにこそこそと立去った...
中島敦 「弟子」
...母親は急にこそこそと片づけごとをはじめたり...
牧野信一 「裸虫抄」
...びくびくやこそこそや焼き餅の異名にすぎんのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...「自分はこそこそ貯金なんかしていたくせに...
山本周五郎 「季節のない街」
...山根道雄は早くもこそこそと逃げてしまった...
山本周五郎 「松林蝙也」
...こそこそと雑兵(ぞうひょう)のなかへ姿をかくしてしまった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...こそこそ帰って行ったが...
吉川英治 「平の将門」
...こそこそし始めると...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...敵はもうこそこそ仕事をしてはいません...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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