...こそこそと微かな音を立てながら...
薄田泣菫 「独楽園」
...こそこそとその部屋(へや)を逃げ出して帰って来て...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...こそこそと室を出てどこへか往ってしまった...
田中貢太郎 「春心」
...下のものが何かこそこそと話しては...
田山花袋 「道綱の母」
...私は偉大なる空間からこそこそ隠れて...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...同じことをこそこそ話し合っていますと...
豊島与志雄 「影法師」
...皆で陰でこそこそやりながら...
豊島与志雄 「好意」
...下らないことをこそこそやっているが...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...急にこそこそ運動を始めて...
夏目漱石 「三四郎」
...一揆は夜分こそこそ掠奪するのではなく...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...自分ひとりでこそこそやったり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...父がこそこそ涙をぬぐうのを見て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...バルブレンと居酒屋(いざかや)の亭主(ていしゅ)は低(ひく)い声でこそこそ話をしていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...とうとうこそこそみんな逃(に)げてしまいました...
宮沢賢治 「貝の火」
...こそこそと人の背後へ隠れた...
横光利一 「上海」
...こそこそと宿の筑波屋へ戻ってゆく...
吉川英治 「江戸三国志」
...こそこそ稼(かせ)いでいるそうだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...絶えずこそこそ立ち廻るらしいな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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