...あれはこしらえごとでございます...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...そのうえ途中で気持ちが悪くなったから暫時(しばらく)やすましてくれとこしらえごとをいって...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...皆なこしらえごとであったかと...
近松秋江 「狂乱」
...ここで二つのこしらえごとを言ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それはお前のこしらえごとです...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬もあの話は誰かのこしらえごとではないかと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...湖中で心中というのは嘘だ、こしらえごとだ、でなければその女賊が、なんでわざわざ、まだ死骸も、水の物か陸の物かわからない先に、先走って供養塔などを立てるものか、それは世を欺く手管だ、本来は、竜之助はここで殺されている、その死を装わんがためにわざと湖上で死んだようにもてなしているのは、女賊の張本の芝居である...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは決して拵事(こしらえごと)ではありません...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...何処から先がこしらえごとであったか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とてもこしらえごととしか考えられんというのです...
平林初之輔 「予審調書」
...私がいくらそれが出放題のこしらえごとだと申しても...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後は程のいいこしらえごとを口実に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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