例文・使い方一覧でみる「こし」の意味
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犬田卯 「米」
...気紛（きまぐ）れにこの土地へ御輿（みこし）を舁（かつ）ぎ込んだものだったが...
徳田秋声 「縮図」
...鍵（かぎ）は固（もと）より勘次（かんじ）の腰（こし）を離（はな）れないことを知（し）つて卯平（うへい）は手（て）も掛（か）けて見（み）なかつた...
長塚節 「土」
...薄板（うすいた）を組合（くみあは）せて名刺（し）形（かた）の暗箱（あんはこ）をこしらへる...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...雅号をこしらえろ」と言い出した...
野村胡堂 「胡堂百話」
...不在証明（アリバイ）を拵（こしら）えずにはいられなかったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...父の身辺にすこしの危惧も警戒もしなかった...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...私は年寄りの部屋で手焙（てあぶ）りに火をおこして文字焼きの用意をした...
林芙美子 「貸家探し」
...十ずつ縦横四隅へ並べてみてその寸法でこしらえたンですよ...
正岡容 「圓太郎馬車」
...すこし無理なときも歩いていらっしゃるのではないでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これからすこしましな作品を生んでゆける創作の生理が感覚されたようなところがある次第です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...晩のおかずをこしらえなくてはいけないの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...真理は永（とこしな）えにその人に向って封じられるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...ヤイカガシまたはヤツカガシというものをこしらえて戸口に插（さ）す...
柳田国男 「年中行事覚書」
...いや桑の木や何かでこしらえるのは...
柳田国男 「雪国の春」
...ジョン・ソーントンは樺の木でこしらえた斧の柄に仕上げの削りをかけていたが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...鷲（わし）にひきずられてゆくとんぼ組（ぐみ）のお小姓（こしょう）たち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...親元へ帰してよこしたのであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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