...身なりはこざっぱりしていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼はこざっぱりした身なりをしていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...二十七八のこざっぱりしたのは主税である...
泉鏡花 「婦系図」
...まもなくかれはズボンチョッキのこざっぱりしたふうで唐紙(からかみ)の外(そと)へすわった...
伊藤左千夫 「箸」
...すでにその男のこざっぱりした家はもぬけのからになっていた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...あるいは少なくともこざっぱりして継ぎはぎのない着物をもとうという切なる願いの方が一層多いと確信する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...小瀟洒(こざっぱり)した格子造の家であった...
徳田秋声 「あらくれ」
...かつて住んでいた築地や金助町の家のような格子戸造りのこざっぱりした住家が...
徳田秋声 「黴」
...身装(みなり)のこざっぱりした二十四...
徳田秋声 「黴」
...こざっぱりした袷(あわせ)に小紋の羽織を引っかけて傘をさして...
中里介山 「大菩薩峠」
...その狭い方へこざっぱりした差掛(さしかけ)様のものを作ったので...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...多少こざっぱりしたなりをしてるんだが...
橋本五郎 「地図にない街」
...始終こざっぱりした服装(みなり)をしているために...
羽仁もと子 「女中訓」
...この男はこざっぱりして見栄えがよく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...小淡白(こざっぱり)と手入れの往き届いた前庭を横切って表玄関(フロント)の鈴を押すと...
牧逸馬 「双面獣」
...わりにこざっぱりした洋装...
三好十郎 「その人を知らず」
...小洒張(こざっぱり)と改まっているのがまず釘勘に目をぱちつかせて...
吉川英治 「江戸三国志」
...あのやさしい気持の妙秀尼が着せてくれた小洒張(こざっぱり)した衣裳よりも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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