...自分の沽券(こけん)をあげるらしく思われる弟子に限って教育を与えることを以て面目とし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...待合入りをする旦那(だんな)の估券(こけん)に触(さわ)る...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...青年に鎗込(やりこ)められると自己の估券(こけん)が下がる様に思って...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...がんりきの沽券(こけん)が下るからと...
中里介山 「大菩薩峠」
...維新史料編纂の総裁金子堅太郎(かねこけんたろう)が...
蜷川新 「天皇」
...気が付くと沽券(こけん)に拘(かか)わると思ったものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...沽券(こけん)にかかわる...
火野葦平 「花と龍」
...機関長の沽券(こけん)にかかわるんだから止(や)むを得ない...
夢野久作 「難船小僧」
...領主のこけんを失うなとのおことばなのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...こけんもあるにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...あなたの沽券(こけん)にかかわりましょう」「ひがむな...
吉川英治 「新書太閤記」
...いうことは自分の沽券(こけん)のいいようなことをいっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...予のこけんにもかかわる)という面目に囚(とら)われているのは確かだったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...こけんにかかわる気でもしたのだろうか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...估券(こけん)にかかわる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おれの沽券(こけん)にかかわるからな」草笛は...
吉川英治 「平の将門」
...これは估券(こけん)にかかわるからな...
吉川英治 「源頼朝」
...だらしがねえや」「吉岡方か」「あたりめえよ」「ひどく沽券(こけん)をおとしたものだなあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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