...狐狗狸(こくり)の研究をし...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...女の人はこくりとうなずきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 「おやゆび姫」
...墨もていやが上に濃く塗りこくり...
泉鏡花 「凱旋祭」
...ふたりの子どもはこくりこくり居眠(いねむ)りをしてる...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...こくり/\ともたれて行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...黒竜江(こくりゅうこう)を渉り...
海野十三 「空襲葬送曲」
...みんな一どにこくりこくりといねむりをはじめました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...こくり/\居睡(ゐねむ)りをしてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...吊革に片腕を通したまま――眼を半ば閉じながら自分の座席でこくりこくりやっていると...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...こくりこくり居眠りしている...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...こくりこくり居眠りしてるか...
豊島与志雄 「田舎者」
...頭をこくりこくりやってみせました...
豊島与志雄 「正覚坊」
...番台の男はこくりこくりやっているし...
橋本五郎 「地図にない街」
...口のなかに唾液が溜ったのをこくりと呑み込むと彼女は受話機を置いた...
原民喜 「街の断片」
...ついじきにこくりこくり居睡りをはじめて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...某頭を剃(そ)りこくりおり候えば...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...露西亜境の黒龍江(こくりゅうこう)を渡ると四倍になるんだそうですが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...細本田のちょん髷(まげ)をこくりこくり影法師の頭に踊らせているのが至極いいのであった...
吉川英治 「松のや露八」
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