...夕方は町へ出てかなりこくのある食事をとられるのが習慣であつたから...
木場貞 「來訪者のモデル」
...文化的国民の同胞愛の表現はもう少し質実にもう少しこくのあるものであってもよいと思われる...
寺田寅彦 「新春偶語」
...こくのある甘さとなって...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...そのこくのある風味を彼は好んだ...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...こくのあるフランス料理を食わしたもんだが...
古川緑波 「八の字づくし」
...杯に注ぐとこくのある芳香を放った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索