...さんざんにこきおろしたものである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...嘉則がその日自分の見せた近作を散々にこきおろしてゐるといふ噂を耳にしたのは...
薄田泣菫 「独楽園」
...近代の日本の小説を片っ端からこきおろし...
太宰治 「ろまん燈籠」
...こちとらの貧乏ぐらしをさんざんにこきおろしたってことを...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...兼次のことでは旦那も髯をこきおろしながら考へたがやつぱり困つた...
長塚節 「芋掘り」
...さんざんこきおろし...
野村胡堂 「楽聖物語」
...自分自身で自分をメチャクチャにこきおろして...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...出来そくなった生れつきのこきおろしをやる...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...生活惨敗者は自己をこきおろして自慰(じい)する...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...姑をこきおろした女(ひと)たちが...
長谷川時雨 「西川小りん」
...あの生意気な照子のことを今日はさんざんにこきおろしてやらう――などと私は思つた...
牧野信一 「或る日の運動」
...帯を握つた両腕をウンとこきおろしながら...
牧野信一 「公園へ行く道」
...むしろ内容をこきおろしているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...プラウトゥスの方をこっぴどくこきおろしたためでもあった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ごらんの通りスボンがその信仰の根拠とする人間の理性を盛んにこきおろした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の壁暖炉の不都合をこきおろしたのはおかしかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...思う存分こきおろしてやったわ」「もう少しゆっくり飲んだらどうだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今日はひどく目明しをこきおろしますなあ」「万太郎様を初め...
吉川英治 「江戸三国志」
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