...常に謙遜(けんそん)である事を忘れるものではない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...私はこの心持ちを謙遜(けんそん)な心持ちだとも高慢な心持ちだとも思っていない...
有島武郎 「想片」
...」「けんそんは美徳で...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...先(ま)づ謙遜(けんそん)して六七千箇(こ)は有(あ)ると云(い)はう...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...いかにも謙遜(けんそん)で少しも高ぶったところがない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...謙遜(けんそん)のつもりか本気でそう思っているのか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その時には吾々はもう少し謙遜(けんそん)な心持で自然と人間を熟視し...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...頭被としてはただ謙遜(けんそん)を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...知っていりゃ君だ」とつまらんところで謙遜(けんそん)する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鈴木君はわざと謙遜(けんそん)の意を表(ひょう)して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...はびこらずに謙遜(けんそん)に柔順なるこそ真に世に処する妙法である...
新渡戸稲造 「自警録」
...フリーダはとても謙遜(けんそん)だから...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...明石は謙遜(けんそん)をしてよかったと思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...謙遜(けんそん)して...
吉川英治 「三国志」
...ご謙遜(けんそん)で」「待ってもらおう...
吉川英治 「私本太平記」
...謙遜(けんそん)して...
吉川英治 「新・水滸伝」
...べつに……』謙遜(けんそん)ではないのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...謙遜(けんそん)ぶらずにいえば...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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