...「旦那ほどじゃござんせん」「ご謙遜(けんそん)……」と百成はまじめな顔で...
高見順 「いやな感じ」
...いかにも謙遜(けんそん)で少しも高ぶったところがない...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...決して一と通りの謙遜(けんそん)の辞でないことを悟るようになった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この尊敬すべき大家の謙遜(けんそん)な言葉は今の科学で何事でもわかるはずだと考えるような迷信者に対する箴言(しんげん)であると同時に...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...よく云えばあまりに謙遜(けんそん)な...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...謙遜(けんそん)していた...
徳永直 「あまり者」
...それを一種のほこらかな謙遜(けんそん)さで迎えた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...「わたしなんか美人じゃありませんから……」それは謙遜(けんそん)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにこれからやるのなんかむずかしくってとてもできないんですもの」「感心にお前みたような女でも謙遜(けんそん)の道は少々心得ているから偉いね」と云い放ったまま...
夏目漱石 「行人」
...疑いもなく伯父の自己謙遜(けんそん)と見られる言葉にほんの少しでも異を立てることをやらないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
......
槇村浩 「小熊秀雄と藤原運」
...謙遜(けんそん)に悔(く)ゐることの...
水野仙子 「悔」
...「謙遜(けんそん)をしすぎますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...謙遜(けんそん)柔和になっていった...
山本周五郎 「雨あがる」
...御謙遜(けんそん)でげす」こっちはかなり神経が鈍く出来ているから...
山本周五郎 「新潮記」
...」異才の弟子の能力に高田も謙遜(けんそん)した表情で...
横光利一 「微笑」
...謙遜(けんそん)しないではすまない気がした...
吉川英治 「新書太閤記」
...願わしゅう存じます』『御謙遜(ごけんそん)じゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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