...ゆうべの大事件はけろりと忘れたような顔をしてまじっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...ふしぎにも痛みはけろりとなおっていたではないか...
海野十三 「太平洋魔城」
...けろりとした顔で済ませてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...(けろりと、どこを風が吹くといった調子で)でもね、もしお望みなら、お残りになってもいいことよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...」彼女はけろりとした顔で...
徳田秋声 「仮装人物」
...」そして彼はもうけろりとして...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...金田はもうけろりとして...
豊島与志雄 「画舫」
...今井は熱が去ってけろりとしていた...
豊島与志雄 「変な男」
...「家鴨はお浜ですげな」「お浜てなんかな」「色気ちがいですがな」「色気ちがいてなんかな」今までの寂寥(せきりょう)もけろりと忘れたように...
中村地平 「南方郵信」
...けろりと忘れてゐたのでせう...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...けろりとしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...けろりと癒つてしまふのだつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...昨日まで吹きすさんでいた西風がけろりと凪(や)んで...
平林初之輔 「犠牲者」
...けろりとして戻って来ながら...
宮本百合子 「明るい海浜」
...そしてけろりとしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...けろりとした顔つきで――何しにお見えかといわぬばかり...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうせ、行かねばならぬもの、なぜ早く、わしのいいつけに従わぬのだ」やっと、小暴君は、輦(くるま)の中に納まって、けろりという...
吉川英治 「親鸞」
...嵐の空はけろりと霽(は)れて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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