...「ろおれんぞ」が健気(けなげ)な振舞に驚きながらも...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...情けなげに立ちすくみながら...
有島武郎 「或る女」
...まことに彼を偉大な科学者に育て上げた母のけなげな努力はこの上もなく尊いものであったと云(い)わなければなりますまい...
石原純 「メンデレーエフ」
...梨花はけなげにも...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...全くけなげな連中だ」モウリ博士は...
海野十三 「三十年後の世界」
...けなげにも新聞配達をして...
海野十三 「大空魔艦」
...けなげにもそういった...
海野十三 「大空魔艦」
...けなげな光りだった...
高見順 「いやな感じ」
...前の料理女がひまを取ってからけなげに我慢していたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...けなげな精神は持っておらんものです……あれは...
久生十蘭 「あなたも私も」
...じっと耐えてゆこうとする健気(けなげ)なそぶりを見ると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...あまり、けなげだから、僕は、かえって、なんだか悲しくなって来たぞ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...そして健気(けなげ)にも...
吉川英治 「三国志」
...「なかなか健気(けなげ)な者だな」と...
吉川英治 「私本太平記」
...健気(けなげ)なひと言でも聞けば...
吉川英治 「新書太閤記」
...けなげな意気を持たずにはおられなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「万吉と一緒に、阿波へお渡りあろうという御決心、けなげに存ずる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...恋一つを生命として負い通して来た――その強さと健気(けなげ)さにある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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