...欲張りもけちんぼうも年寄りも病人もこのころばかりは晴れ晴れとなって子どものようになりますので...
有島武郎 「燕と王子」
...三十のけちんぼうは...
太宰治 「新釈諸国噺」
...そして背の低いけちんぼうの四郎次の阿母(おふくろ)は...
徳永直 「あまり者」
...吝坊(けちんぼう)が穴の開(あ)いた銭(ぜに)を蓄(ため)るように...
夏目漱石 「永日小品」
...けちんぼう女(め)...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...けちんぼうだとの評判でしたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...」「けちんぼうだな!」と彼は云つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...けちんぼうがそれをすすったら...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...又七は有名な吝嗇家(けちんぼう)なばかりか...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...けちんぼう!」と云つた...
牧野信一 「周一と空気銃とハーモニカ」
...立ち止まって二本の前足をこのけちんぼうなお客のかくしに当てて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...出入りの者たちは「けちんぼう」だと蔭口をきいていた...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...夜になって高梨の為に「吝嗇坊(けちんぼう)と鬼」と云う童話を書いた...
山本周五郎 「青べか日記」
...吝嗇坊(けちんぼう)の巾着(きんちゃく)みたいに膨れている...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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