...今朝がた黄風島を抜けだし...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...自家製品のみを売るのはけだし当を得た策と思っている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...けだしこの乳母がある手段をもって彼女を失明させたことを諷(ふう)するのである...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...近くに乗馬を一頭見つけだし...
豊島与志雄 「早春」
...モオリーがおれの手鐙(てあぶみ)に足をかけて機敏に泥から抜けだしてさえくれれば...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...けだしそのこれを軽蔑するとは...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...けだし上述の如くに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...けだしアフリカの林中に日出前毎(つね)にこの猴喧嘩するを暁の精が旭日(きょくじつ)を歓迎頌讃(しょうさん)すと心得たからだと...
南方熊楠 「十二支考」
...自分の身体ひとつでそこから抜けだしていくということです...
三好十郎 「歩くこと」
...じぶんを見つけだしてくれたのは...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...けだし西蜀開闢(かいびゃく)以来といってもよい盛大なものだった...
吉川英治 「三国志」
...湖畔(こはん)のほうへ疾風(しっぷう)のようにかけだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...口笛をふきつつ駈けだした...
吉川英治 「親鸞」
...かかる尺度を有つことは不可能であるが、それはけだし、それ自身、その価値を確かめようとする物と同一の変化を蒙らない貨物は、ないからである、換言すれば、その生産に要する労働の増減しないものはないからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし輸入される貨物は価格において騰貴しないであろうからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだしもし彼れの利潤が課税され...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし彼は、地代は土地の肥沃度の増加につれて騰貴し、その肥沃度の減少につれて下落するということを、すべての事情の下において真実な一般的原理なりと述べているように、私には思われるからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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