...けだし世に、真理を尋ね求める人はきわめて多い...
高神覚昇 「般若心経講義」
...主人の足にからだをすりつけだした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...野暮なものから脱けだして...
中井正一 「美学入門」
...けだし、彼の至芸による矢の速度と狙いの精妙さとは、実にこの域にまで達していたのである...
中島敦 「名人伝」
...静かに独りあげる盃――けだしこれなど...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...破(あば)ら家(や)を生麦に見つけだして...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...絵からぬけだしたような白無垢を着た美しいひとが...
久生十蘭 「だいこん」
...けだし、学校の教育をして順に帰(き)せしむること、流(ながれ)にしたがいて水を治むるが如くせんとはこの謂(いい)なり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...けだし仮名の読み難きは...
正岡子規 「病牀譫語」
...けだし一家を扶養する困難は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...けだしその本隊は牝猴と事馴れぬ牡と少弱輩より成り...
南方熊楠 「十二支考」
...下町の坂を北の方へ向って駆けだして行く...
吉川英治 「江戸三国志」
...もう龍太郎(りゅうたろう)がいっさんにかけだしたので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...けだしこの際穀物及び労働は変動しなかったからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし労賃の騰貴以外に何物も利潤に影響を及ぼし得ないが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし課税された国内毛織布よりもそれは課税されずしてより低廉であったからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし資本額にも人口にも何らの変動がないからパンや製造品に対して正確に同一の需要があるからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだし彼は曰く、『実際には、鋳貨としての種々な金属の価値の間に一つの規制された比例が継続している間は、最も貴重な金属の価値が金鋳貨の価値を左右する』と...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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