...死にものぐるいで外にぬけようとしています...
海野十三 「怪塔王」
...ぐるっと山のふもとをまわりこむと...
海野十三 「三十年後の世界」
...するとゴムの蒲団にもぐる...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...総宗寺の山門をくぐると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...大急ぎで帯をぐるぐる巻きにして...
竹久夢二 「街の子」
...褐衣の人はぐるりと路を変えて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...濫(みだ)りに之を掲ぐるの報(むくい)は速(すみ)やかなる死或は盲目である場合があるのではあるまいか...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それも多く笞(むち)や棒でなぐる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何かしら余りに酷に過ぐるもののあるのを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...過ぐる年まだ家には母もすこやかに妻もあった頃...
永井荷風 「花火」
...ぐるりを低い桃の木でとりまかれた池のそばへ...
新美南吉 「狐」
...変化のある世代がぐるぐる廻つてゆく方が刺戟(しげき)があつた...
林芙美子 「浮雲」
...眼に浸みるやうな色でぐるりぐるり床屋の店先きに廻つてゐる処から...
林芙美子 「子供たち」
...彼は池のほとりに出ると、水を眺めながら、ぐるぐる歩いた...
原民喜 「永遠のみどり」
...物ぐるほしけれど箱庭(はこには)に作りたる石(いし)一(ひと)つ水の面(おも)にそと取落(とりおと)せば...
樋口一葉 「月の夜」
...人またこれに告ぐるに新聞をもってする者少なく...
福沢諭吉 「中元祝酒の記」
...大殿も昨夜小栗栖(おぐるす)のあたりで敢(あえ)なき御最期と聞く...
吉川英治 「新書太閤記」
...時々労れて、頭を挙ぐると、玻璃戸越しの月明とそれをうつした水の輝きとが、この静かな部屋を包んでいるのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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