...往(ゆ)き還(かえ)り何時(いつ)もぐらぐらと動く...
泉鏡花 「海の使者」
...その度にぐらぐらと揺れる...
梅崎春生 「凡人凡語」
...ぐらぐらと持ち上った...
海野十三 「第五氷河期」
...ぐらぐらとうごきだした...
海野十三 「太平洋魔城」
...船体がぐらぐらと...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...ぐらぐらと縦に揺れるもんだから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...あがっている岩がぐらぐらと動きだした...
田中貢太郎 「亀の子を握ったまま」
...その時機体が生(しょう)のあるもののようにぐらぐらと揺れた...
田中貢太郎 「飛行機に乗る怪しい紳士」
...すると床の上に釣るした電気灯がぐらぐらと動いた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ぐらぐらと咄癡(とっち)て...
夏目漱石 「坑夫」
...正面ではぐらぐらと柱が揺れて大きな宅が潰(つぶ)れた...
夏目漱石 「道草」
...その丈高い體は急にぐらぐらと搖れて妻の體に折り重つて倒れてしまつた...
南部修太郎 「死の接吻」
...ぐらぐらと煮えこぼれてゐるニュームのやかんを取つて...
林芙美子 「浮雲」
...呆んやりしたのはぐらぐらと四囲が暗くなるようなめまいを感じるからだ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...ならべられた五升釜に、ぐらぐらと、米が煮える...
火野葦平 「花と龍」
...『八島』はぐらぐらとかたむいた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...足もとの床がぐらぐらと揺れたかと思うと...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ともするとぐらぐらとよろけた...
山本周五郎 「さぶ」
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