...ぐらぐらする椅子(いす)に腰かけて...
有島武郎 「或る女」
...泳ぎ回る者でもいるように頭の中がぐらぐらする葉子には...
有島武郎 「或る女」
...わしは頭がぐらぐらする!」「そんなに...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「幸福な一家」
...波が押し寄せて彼がぐらぐらする度ごとに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...臆病奴!」K川に架けられた長い橋――半ば朽ちてぐらぐらするその欄干を...
犬田卯 「橋の上」
...あんなものに乗って行くとは」艇から転がるように姿を現したのはあのぐらぐらする大きな牛乳配達車だった...
海野十三 「火星探険」
...「頭がぐらぐらする...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...彼女はぐらぐらする橋を駈足で渡りかけたところで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...時々ぐらぐらするようであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...足のぐらぐらする餉台の上には馬鈴薯(じゃがいも)と大根とのごった煮と冷たい飯とだけだった...
豊島与志雄 「神棚」
...そのぐらぐらするやつに乗っかって...
豊島与志雄 「香奠」
...眼がぐらぐらするのも夢のように消えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...開け立てするたびにぐらぐらする...
原民喜 「災厄の日」
...ぐらぐらする頭が強くうなずいていることで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...ぐらぐらする流しの両端に噛りついて...
牧野信一 「秋晴れの日」
...東のぐらぐらするくらい強い青びかりの中を...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...躯は不安定にぐらぐらするし...
山本周五郎 「さぶ」
...まだ少し頭がぐらぐらするようだから」「ではおれはでかけて来る」鉄馬は出ていった...
山本周五郎 「竹柏記」
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