...ぐらぐらする椅子(いす)に腰かけて...
有島武郎 「或る女」
...波が押し寄せて彼がぐらぐらする度ごとに...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...眼がぐらぐらする...
田山花袋 「一兵卒」
...何ぞと言つてはそのぐらぐらする橋をわたつて...
田山録弥 「浴室」
...時々ぐらぐらするようであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...瞬間弱い頭がぐらぐらするのだった...
徳田秋声 「縮図」
...ぐらぐらするようであった...
徳田秋声 「爛」
...ぐらぐらする木の腰掛の上に腰を下して...
豊島与志雄 「悪夢」
...足のぐらぐらする餉台の上には馬鈴薯(じゃがいも)と大根とのごった煮と冷たい飯とだけだった...
豊島与志雄 「神棚」
...ぐらぐらする石積の横の方や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ぐらぐらするのはとても癒(なお)らないそうだ」と云いつつ...
夏目漱石 「門」
...眼はいよいよぐらぐらする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分はぐらぐらする荷箱の方へ腰をかけた...
林芙美子 「下町」
...「あの人が博士と妾(わたし)との関係を知ったらどうしよう?」彼女は自分の立っている足の下がぐらぐらするような気がした...
平林初之輔 「人造人間」
...ぐらぐらする流しの両端に噛りついて...
牧野信一 「秋晴れの日」
...米八」と彼は酔ってぐらぐらする躯をまっすぐにしながら云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...躯は不安定にぐらぐらするし...
山本周五郎 「さぶ」
...ぐらぐらする樽から脱け出そうと懸命だった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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