...沢地のようなぐじゃぐじゃした水のある処をぐるりと廻って行かなければならないようなこともあった...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...昨日の雨でぐじゃぐじゃになった新開街路を歩いているとラジオドラマの放送の声がついて来る...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...乾いた穴なんか一つだって掘ることはできやしまいよ」「どうして?」「なにがどうしてさ? あんなぐじゃぐじゃした場所じゃないか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...傷口から石榴のようなぐじゃぐじゃなものが見えていました...
豊島与志雄 「変な男」
...ぐじゃぐじゃの動物から眼を離す力が無いもののように...
牧逸馬 「双面獣」
...まるで顔中ぐじゃぐじゃだ...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
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