例文・使い方一覧でみる「くろえ」の意味
スポンサーリンク...すぐ櫛巻（くしま）きにして黒襟（くろえり）をかけたその女が葉子だったのに気が付くと... 
有島武郎 「或る女」
...昔南地（なんち）の九郎右衛門（くろえもん）町に住んでいたので九山村と云われた家柄の...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この有名な句でもこれを「白露江（はくろえ）に横たわり水光（すいこう）天に接す」というシナ人の文句と比べると俳諧というものの要訣（ようけつ）が明瞭（めいりょう）に指摘される...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...本所深川区内では○御蔵橋（おくらばし）かかりし埋堀○南北の割下水○黒江（くろえ）町黒江橋ありし辺の溝渠...
永井荷風 「葛飾土産」
...黒江（くろえ）町で電車を下りると...
永井荷風 「深川の散歩」
...むかしの黒江橋（くろえばし）は今の黒亀橋（くろかめばし）のあるあたりであろう...
永井荷風 「深川の散歩」
...ありゃどうしたもんだべな」「埋めてやってくろえ」太十はやっとそれだけいった...
長塚節 「太十と其犬」
...敬太郎は彼の着ている黒襟（くろえり）の掛ったドテラが常に目についた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...なまめかしく繻子（しゅす）の黒襟（くろえり）を掛けたりしているのですが...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は柳屋の娘というと黄縞（きじま）に黒襟（くろえり）で赤い帯を年が年中していたように印象されている...
水上滝太郎 「山の手の子」
...実質はともかくも周囲の人が愛でつくろえば世間体をよくすることもできるものなのだけれど」と言って愛されない令嬢に同情していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ズボンをつくろえ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...ズボンをつくろえ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...それより黒江（くろえ）町の漆器や内海（うつみ）町の番傘の方が記録されてよいでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...黒衿（くろえり）を掛けた半纒（はんてん）...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...黒江（くろえ）の辻まで来ると...
吉川英治 「魚紋」
...黒柄（くろえ）九尺の槍（やり）を横にもち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...黒柄（くろえ）九尺（しゃく）の槍（やり）の穂（ほ）さきを...
吉川英治 「神州天馬侠」
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