...訪(たず)ねてくれる仲間(なかま)もあまりないので...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...それを探してくれるように頼んで置いたんだ...
海野十三 「暗号音盤事件」
...僕に伝えてくれるはずだ」玉太郎はなんとも返事のしようがなかった...
海野十三 「恐竜島」
...くれるものを貰って来たという有様であった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...あの薬びたりのご友人とやらをどけてくれると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...自分の息子がアロアの財産をわがものにしてくれるのを願っていたのでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...ほかからくれる十円近くの金は故里(ふるさと)の母に送らなければならない...
夏目漱石 「野分」
...「彦ちゃんがもう少し確乎(しっかり)していてくれると好(い)いんだけれども」彼女は時々傍(はた)のものにこんな述懐を洩(も)らした...
夏目漱石 「道草」
...お前が俺を相手に手柄爭ひをしてくれるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どの裁判官も私を信じてくれるかどうかはまったく確実なわけでなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...知人(しつたひと)なら菓子位(くわしぐらい)子供(こども)にくれるに不思議(ふしぎ)もなく...
樋口一葉 「にごりえ」
...それができなかったら死んでくれるわけにはいかないか」「僕は財産なんかに未練はないから...
久生十蘭 「ハムレット」
...おれと一緒に背負ってくれるわけだな...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...東京を引き上げて来い来いとやかましく言ってはくれるんですが今更気がねをしながら他人の世話になる気もしませんし...
森本薫 「女の一生」
...隠(かく)れ場所も教えてくれるだろう...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...その手へチャラチャラと小判を読みながら滑(すべ)り落としてくれる...
吉川英治 「江戸三国志」
...討ち取ってくれるならば...
吉川英治 「平の将門」
...費(つか)い途(みち)は訊いてくれるなという約束だった...
吉川英治 「春の雁」
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