...呑ましてくるる者のあり...
泉鏡花 「活人形」
...廊下の端の雨戸の枢(くるる)をはずし...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...間もなくくるるの外れる様な音がして...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...何をかくるる吾友よ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...見ずやかなた翡翠(かはせみ)の樹蔭にかくるる征矢(そや)の形(なり)を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...俳友も時におとずれくるるに期せずして小会を開くことさえ少からず...
高浜虚子 「子規居士と余」
...老病ほど見たくでもなくいまいましきものはなし……酒のみても腹ふくるるのみにて微醺(びくん)に至らず物事にうみ退屈し面白からず...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...長き裳(もすそ)に隠くるる末まで明かに写る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...「命さえ助けてくるるなら伯父様に王の位を進ぜるものを」と兄が独(ひと)り言(ごと)のようにつぶやく...
夏目漱石 「倫敦塔」
...ああ狼のきたるによりわれはいたく怖れかなしむわれはわれの肉身の裂かれ鋼鐵(はがね)となる薄暮をおそるきけ淺草寺(せんさうじ)の鐘いんいんと鳴りやまずそぞろにわれは畜生の肢體をおそる怖れつねにかくるるによりなんぴとも素足をみずされば都にわれの過ぎ來し方を知らずかくしもおとろへしけふの姿にも狼は飢ゑ牙をとぎて來れるなり...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...誰一人事実の真相を認めくるる者は有之(これある)まじく候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...その時刻におくるるな」と...
吉川英治 「上杉謙信」
...「召仕つてくるるが...
吉川英治 「折々の記」
...「小さき敵に目をくるるな...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そちの禄(ろく)は今何ほどか」「三十貫にござります」「それしきであったかの」「勿体ない仰せです」「加増してくるる...
吉川英治 「新書太閤記」
...生命(いのち)をもくるるか」「仰せまでもない儀」「――ならば! 者どもッ」大きく...
吉川英治 「新書太閤記」
...各、信長が旨(むね)を旨として、おくるるな、違(たご)うな、あだに死ぬな...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて腹のふくるるまでに貪り飲んだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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