...僕は今度は目のくりくりした...
芥川龍之介 「冬」
...くりくりした目のにんぎょうが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...くりくりした眼のいい加減のやつになってやがてからに...
犬田卯 「瘤」
...子供つぽいくりくりした丸い眼に魅力があつて...
太宰治 「津軽」
...羽織袴(はおりはかま)を着けている三十恰好(かっこう)の男はくりくりした二重瞼(ふたえまぶた)の...
近松秋江 「狂乱」
...くりくりした丸い胴体に...
壺井栄 「大根の葉」
...あのくりくりした目で見ていられたようにも思われ...
徳田秋声 「縮図」
...くりくりしたまむしが出来ていた...
豊島与志雄 「変な男」
...檜の垣根から淵子ちやんのくりくりした御手を引つぱつた...
林芙美子 「柿の実」
...可愛らしい饗庭芳子がくりくりした目をして微笑しているので...
林芙美子 「泣虫小僧」
...それにおとなしそうなくりくりした様子の灰(はい)色の雌犬(めすいぬ)が一ぴき...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...だから来年はくりくりした這い這い人形によだれかけでも呉れるのかもしれないと笑いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...小さい顔に、くりくりした、漆のように黒い目を光らして、小さくて鋭く高い鼻が少し仰向(あおむ)いているのが、ひどく可哀らしい...
森鴎外 「かのように」
...くりくりした目で...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...今度は十六ばかりの小柄で目のくりくりしたのが来た...
森鴎外 「鶏」
...春はくりくりした目で主人を見て笑っている...
森鴎外 「鶏」
...くりくりした眼でこっちを眺め...
山本周五郎 「桑の木物語」
...黒い眼のくりくりした...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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