...こんなつまらぬ事にもくよくよしていけない...
太宰治 「津軽」
...死んだ奥さんのことなんかいつ迄くよくよ考えていらしったって仕様がないじゃありませんか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...くよくよするな、すなほにおほらかに、けちけちするな...
種田山頭火 「其中日記」
...くよくよ故里(くに)のことを考える...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...それを誇りとしてるんだ!ワーリャ (くよくよ案じながら)楽隊をやとったりして...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...ワーニャ 何をくよくよなさるんです? (声を励まして)ねえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...くよくよしていたって為方がないですもの...
徳田秋声 「あらくれ」
...くよくよしてる不平満々たる小人の魂を最もよく相近づけるものは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕が清子を愛してる……独りでくよくよ想ってると...
豊島与志雄 「別れの辞」
...くよくよしなさんな...
直木三十五 「死までを語る」
...くよくよ考えていてどうして自分は馬になれたろう...
中井正一 「実践について」
...詰らぬことにくよくよしなくなつて來るのである...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...砂漠の獅子!「人間などいふことにくよくよせず...
北條民雄 「独語」
...くよくよせんと、浩然の気を養つておけ...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...そないな事にくよくよせんと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...くよくよしないでお小言を受けます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もっぱら私は彼女の死ばかりをくよくよと心配していた...
山川方夫 「演技の果て」
...――お縫はあまり物事にくよくよしない性格だが...
吉川英治 「大岡越前」
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