...何をくよくよ海べの棕櫚はさ...
芥川龍之介 「彼」
...くよくよするない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...けっして金の貰(もら)えないのをくよくよ思ってるわけでないのは...
岩野泡鳴 「猫八」
...彼女も家(うち)でくよくよおれのことを心配しているのだ」そう思う時には...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...その森林の所有者よりももっとくよくよと長いあいだそれを哀惜した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...いたずらにくよくよせずして...
高神覚昇 「般若心経講義」
...水のいろも春めいたいもりいつぴき私もこのごろはあまりくよくよしないようになった...
種田山頭火 「三八九雑記」
...くよくよすることもいらぬ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おれは何をくよくよして...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あんな病身なくよくよした妻なんか...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...くよくよするなよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...くよくよしている人間...
永井隆 「この子を残して」
...くよくよするない...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...わたしはくよくよ思いながらうとうとねいった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...くよくよ考える自分をケチ臭い奴だと思う気も起っていた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...私は決してくよくよ案じては居りません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうしようかと毎日くよくよしているんだけど...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...まったくよくよく見ないと分らないような顔をしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??