...よくもうごくものだ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...旨(うま)くもありもしねえ...
犬田卯 「米」
...よくも欺まして、私の一生は、ああ私の一生は――...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...白雨はやくも珠を躍らし...
大町桂月 「八鹽のいでゆ」
...ほんの日向水(ひなたみず)ほどのぬくもりしかなく百姓(ひゃくしょう)の女たちがその湯でせっせと大根を洗っているのである...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...奧山は、早くも、雪が白くかゝつた...
田山花袋 「歸國」
...欺かるゝことを恐るゝ勿れ、売らるゝことを恐るゝ勿れ、欺くものは欺き、そのものが欺かうとしたものには当らずに、却つて欺く者を射すであらう...
田山録弥 「解脱非解脱」
...じつによろこばしくも僕の君に関する見解は誤っていました...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...無茶なことをしてはならんぞ」「ともかくも拙者が...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくも好悪(こうお)の両面を記述して...
夏目漱石 「創作家の態度」
...二十年近くもたゞで働かされたんです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何となくもよいのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...たといその取締りはよく行き届くも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...何年かの後に思ひがけなくも...
牧野信一 「素書」
...また神のお供物(くもつ)お神酒(みき)を戴きつつ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...その時には別段に嬉しくも、悲しくも、腹立たしくも何ともなかったようですが、多分、私の脳髄がまだシビレていたせいでしたろう...
夢野久作 「少女地獄」
...今夜の先が急に恐(こわ)くなってきた」「兄貴らしくもねえことを...
吉川英治 「大岡越前」
...おそれ多くもこれにわたらせらるるは……」怒(いか)りのあまり...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索