...そして正面(しょうめん)の棚(たな)見(み)たいにできた凹所(くぼみ)が神床(かんどこ)で...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ほばしらは折れ、船側はくぼみ、通風筒はみにくくまがり、見るもむざんな姿であった...
海野十三 「海底大陸」
...ドアの外の壁のくぼみいっぱいにレンガを積んで...
江戸川乱歩 「影男」
...そこの壁のくぼみになった個所から...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...これらの地下室のくぼみは...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...彎曲(わんきょく)のくぼみくぼみに...
太宰治 「春の盗賊」
...眼のまわりはくぼみ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...山の一つの襞(ひだ)のくぼみ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...黴(かび)がはえたようにそのくぼみに埃(ほこり)がたまる――ある時...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...幾分のくぼみを入れ...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...僅(わづ)かに石(いし)のくぼみへ水(みづ)を入(い)れて...
濱田青陵 「博物館」
...空地のまわりの浅いくぼみをほじくりかえした...
「赤い貨車」
...くぼみたる階をつくりてそのいただきを平らかにしたれば...
森鴎外 「文づかい」
...血走りし目はくぼみ...
森鴎外 「舞姫」
...蝋燭(ろうそく)をとぼして坐ってたって」眼が落ちくぼみ...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼等はまだ互ひの影を認めることは出來た、此處彼處に、怒濤のくぼみに、多くの帆影が湧き上つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...――眼はくぼみ視力は衰退し...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...高くつき出た頬骨の下の青白いくぼみには死の影が浮動している...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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