...程(ほど)よき高(たか)さの壁(かべ)の凹所(くぼみ)に据(す)えられ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...小鳥の飲み水を湛えるようなくぼみが自然に出来たのは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...くぼみの一つ一つに違った料理を入れる――...
石川欣一 「比島投降記」
...膝から帯を越し、むずがゆく乳の上をはって、なだらかな肩をすべり、背筋のくぼみを、あやす様になで廻した...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...深いくぼみになっていた...
江戸川乱歩 「影男」
...まもなくドアの部分のくぼみがレンガでいっぱいになった...
江戸川乱歩 「影男」
...一人の気ばたらきのある人間が岩の中のくぼみに這(は)いこんで身をかばったと想像できるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そこをわたるそよ風だわたしの手のひらのくぼみにはそこの水とそこの砂があるそのいちばん深いかくれがはわたしの想いのうちに高く懸かる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この池のまわりのくぼみで冬において時々...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...くぼみがあるだらう? 弁慶の足あとだとか...
太宰治 「津軽」
...両岸ことにアラビアの側は見渡す限り砂漠(さばく)でところどころのくぼみにはかわき上がった塩のようなまっ白なものが見える...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...彼女らは頬(ほお)がくぼみ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かべにえぐられたくぼみの中のキリストの像(ぞう)...
新美南吉 「名なし指物語」
...目がくぼみ憔悴(しょうすい)しており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...聖モリイシャはアランの南端の東むきのくぼみにある小さなピイク島の岸の岩窟に住んでいる聖者であった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...空地のまわりの浅いくぼみをほじくりかえした...
「赤い貨車」
...わきの下のくぼみの黒さ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...……が、親しく、龍顔を拝しますれば……」「…………」「おそれながら、おん目のくぼみ、頬のおやつれ、義貞もかえって、身の申しわけなさが、先立ちまして、おわびのことばもございません...
吉川英治 「私本太平記」
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