...渡瀬さんは薪をくべると手をはたき合せながら机の向うに帰った...
有島武郎 「星座」
...新しい薪をくべると...
石川欣一 「可愛い山」
...白樺の太い枝を炉にくべる...
石川欣一 「可愛い山」
...気の毒にもこの難破船はもうストーブにくべる石炭や薪(まき)もなくなったと見えて...
海野十三 「大空魔艦」
...三本ストーヴにくべる...
太宰治 「冬の花火」
...」とホームズは紙巻き煙草を暖炉にくべる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...それからは火をくべることだの...
中里介山 「大菩薩峠」
...残ってる三冊も火にくべるかも知れないので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...炉に火をくべるから着物をあぶつて...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...そしてせつせと柴を折りくべる方に気を取られた振りをしたなり...
平出修 「夜烏」
...果は生松葉(なままつば)に蕃椒(とうがらし)をくべるように成ッたから...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ただときどき火の中にえだをくべるだけであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...生の木をやたらにくべるもんだから...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...もうチョット……(しきりとヤカンの下に小枝をくべる)青年 やあ...
三好十郎 「おりき」
...そこで我々は煖炉に薪をくべる事を止めた...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...そうして火にくべる...
柳宗悦 「日田の皿山」
...くべる薪(まき)にも湯茶の道具にも...
吉川英治 「江戸三国志」
...炉にくべる薪を薪納屋(まきなや)へ取りに来て...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索