...くだんの弁士が、急いでリップのところへきて、彼をちょっと脇(わき)へ引っぱってゆき、「どちらへ投票するのか」とたずねた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...米粒とくだんの男の顔を見守っていると...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...くだんの馬鹿つ小僧が...
大下宇陀児 「擬似新年」
...使者はそう云う口上と共にくだんの贈物を置いて帰ったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...以て如件(くだんのごとし)なんだが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...くだんの錠剤は手元に?」「はい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...くだんの老人の苗字さえ思い出せない始末だった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...くだんの枝どもは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...大きなばくだんの下で...
新美南吉 「丘の銅像」
...折しもくだんの有力者は自分の書斎で...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...くだんの小犬の奴がワンワン吠えながら駈けつけたから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...くだんの令嬢誘拐事件に関する更に詳細な点まで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...するとどうだらう――彼のぐるりが又もやくだんの原つぱになつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...くだんの美人の父親は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...くだんの板の取りつけられた天井や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...妖女(ウェーヂマ)は彼の手からくだんの花をひつたくると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...くだんの袋を見ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...くだんの獅子は遠くからこの者を認めると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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