...くだんの場所に差しかかるや...
井上円了 「おばけの正体」
...四十円の紙幣をくだんの白紙に包み...
井上円了 「おばけの正体」
...それでもまだ自分はくだんの十セントと種子と一輪車の材料とを手許にのこしたともいえる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...みちみちくだんのモウニング・コウトがだんだん個人的な声を出す...
谷譲次 「踊る地平線」
...以て如件(くだんのごとし)なんだが...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...くだんの錠剤は手元に?」「はい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...「ここがくだんの街だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...それが一旦くだんの堆積(やま)へなげこまれてしまったら万事休すで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...これはワクーラが持つて来をつたのだから、あれが自分で片附けるがいい!また一方、くだんの悪魔は、さつき、まだ煙突めがけて飛行しながら、チューブが教父(クーム)と腕をくみあつて、もうかなり家から遠く離れてゐるのを見てとつたので、彼は瞬く暇に煖炉(ペチカ)から舞ひあがつて、二人の先りをして、カチカチに凍てた積雪を四方八方へ掻き立て始めた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...と、叢雲がぱつと吹き払はれて、彼の目の前には、くだんの騎士が、いとも荘重に姿を現はした……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...くだんの巨大な死人が...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...くだんの美人はこの絶景に見とれて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...くだんの美女の父親は肚のなかで呟やいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...妖女(ウェーヂマ)は彼の手からくだんの花をひつたくると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...くだんの紳士に向かって...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...くだんの一ツ家の方へと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...腰骨をすこし右へ寄りて射られ終んぬ注進如件(ちゅうしんくだんのごとし)定兼(判)このほか...
吉川英治 「私本太平記」
...仍(よ)つて起請文如件(くだんのごとし)...
吉川英治 「新書太閤記」
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