...くたびれたようすもありませんでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...「いや、大変なことがあった、お前さんの云った通りだ」「そうだろうとも、ぜんたいどんなことがあったね」「どんなことって、湖西へ往って尋ねたが、判らないので帰ろうと思って、あの湖心寺の前まで来たが、くたびれたので、一ぷくしようと思って、寺の中へ往ってみると、西の廊下の往き詰めに、暗い室(へや)があるじゃないか、何をする室だろうと思って、覗(のぞ)いてみると、棺桶(かんおけ)があって、それに故(もと)の奉化符州判の女(むすめ)麗卿の柩(ひつぎ)と書いてあったんだ、麗卿とはあの女(おんな)の名前だよ」「じゃ、その女の邪鬼だ、だから云わないことか、お前さんが骸骨(がいこつ)と抱きあっている処を、ちゃんとこの眼で見たのだもの」「えらいことになった、どうしたら好いだろう、それにあの女の伴(つ)れて来る婢女(じょちゅう)も、藁(わら)人形だ、牡丹の飾(かざり)の燈籠もやっぱりあったんだ、どうしたら好いだろう」「そうだね、玄妙観(げんみょうかん)へ往って魏法師(ぎほうし)に頼むより他に途(みち)がないね、魏法師は、故(もと)の開府王真人(かいふおうしんじん)の弟子で、符(かじふだ)にかけては、天下第一じゃ」喬生は家へ帰るが恐ろしいので、その晩は老人の許(もと)へ泊めてもらって、翌日になって玄妙観へ出かけて往った...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...ちょっと時間の半端(はんぱ)が出たりくたびれたりした時などに...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...くたびれた」と女は大きな溜息をついて...
原民喜 「災厄の日」
...くたびれた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...茶室風の部屋でランプの下で食事、あまり涼しくなし、それから提灯下げて夜道を下り、さて駅を八時五十一分で出発、くたびれた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あとの芝居も三益とは比較にならず、くたびれた/\...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...くたびれた...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...どんなにくたびれたことか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...朝から動きづめでくたびれたと同じく人生にも疲れたように...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...――(返事なし)役場の帰りだかい?(返事無し)……くたびれただなあ...
三好十郎 「鈴が通る」
...――やれやれくたびれた...
山本周五郎 「季節のない街」
...狂いくたびれて、考えくたびれた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...くたびれたのかえ」とこの暗澹(くらやみ)な山中で見てもなお飽くまで艶な顔を覗かせた...
吉川英治 「剣難女難」
...――暇あれば、武技を練り、山野に狩猟して、心身を鍛えていたが、その日も、わずかな従者をつれて、伏牛山(ふくぎゅうさん)に一日を狩り暮し、「ああ、くたびれた」と、中腹の岩に腰かけて、荘厳なる落日の紅雲をながめていた...
吉川英治 「三国志」
...「ああくたびれた」「探したか」「探したとも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...くたびれたかの如く杉の根に腰かけている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...にんじんは待ちくたびれた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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