...大分足がくたびれた...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...今日も何里かの道を歩いたのでもう大分くたびれた...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それはくたびれたろう...
田中貢太郎 「涼亭」
...ほんにくたびれたわい...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ふりかえり見し父中将は「くたびれたじゃろう...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...くたびれた單衣の裾を端折ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...くたびれたやうな蚊帳の吊手で引つぱつて...
林芙美子 「朝夕」
...グッと又くたびれた途端...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...くたびれた、すぐ寝る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...くたびれた様も見えないで...
正岡子規 「熊手と提灯」
...わたしはくたびれたし...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...若者は追従(ついしょう)笑いをして、「それは旦那、あっし達は、吹けば飛ぶ、どぶ浚(さら)い、あなたさんは江戸で名高い大商人、あッしの方では、そりゃあもう、御存知申上げておりますんで――」と、いって、ますます近づいて、さすが、大胆者、長崎屋の短刀を持った方の手の二の腕を、やんわり、いつか、つかんでしまって、「ねえ旦那、今夜はお騒々しいことで、さぞ、お疲れになりましたろう――さあ、あちらで、御休息の用意がしてありやすから、お供を申しやしょう」妙なもので、狂暴な、けだもののようでもあれば、また、無邪気な子供のようでもある、俄か気違い、たちまち、「おお、そうか? なるほど、咽喉もかわいたし、足もくたびれた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...くたびれたらバス乗ってな...
三好十郎 「鈴が通る」
...馴れないうちは神経がくたびれたし...
山本周五郎 「風流太平記」
...さすがに舌がくたびれた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...くたびれたアッ……ト……...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...子どもはすこしくたびれたらしいが...
吉川英治 「折々の記」
...待ちくたびれたお杉婆の声が谷間の上で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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