...「船橋屋(ふなばしや)」の葛餅(くずもち)を食ふ相談をした...
芥川龍之介 「本所両国」
...美しく水々とした紅白の葛餅(くずもち)のようなものを...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...葛餅(くずもち)のやうなものを買つて来て食べる癖がついてゐたが...
徳田秋声 「チビの魂」
...残るは運よく菓子器の中で葛餅(くずもち)に邂逅(かいこう)して嬉しさの余りか...
夏目漱石 「一夜」
...第二百二十四 西洋の葛餅(くずもち)男同志の談話(はなし)がとかくむずかしきに飽(あ)きけん...
村井弦斎 「食道楽」
...なければブリキの深い鉢でもようございますから一度水で中を濡(ぬ)らして今の物を入れて夏ならば水の中へ漬けておくと固まって葛餅(くずもち)のようになります...
村井弦斎 「食道楽」
...葛餅(くずもち)色の重なった山脈の頂に日が射していて...
横光利一 「夜の靴」
...そこで葛餅(くずもち)では古舗の名のある亀戸の船橋屋から蜜だけ時々もらってそれをやる...
吉川英治 「舌のすさび」
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