...いかにもあかるくすみとおって――まあなんでも...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...われわれをして朝早くすみやかに起き...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かくのごとくすみやかに宗教の専制を脱し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...けれども、長い髭は力なく垂れ、顔の色はくすみ、眼はどんよりとしていました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...盛大に滞りなくすみまして...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...長くすみそうになく...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...われ父の死に臨みて人々の如くにたやすくすみやかに声たかく哭(なげ)くこと能はざりしを...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...」思ったより早くすみ子は小走りにかけて来た...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...檢屍も滯(とゞこほ)りなくすみましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...くすみにくすんでいる...
久生十蘭 「一の倉沢」
...不思議なほどに美しくすみきつて...
平山千代子 「「みの」の死」
...どうかこれより以上の何事もなくすみますやうに!」けれども突然彼の手が私の手の上に重ねられた...
水野仙子 「道」
......
三好達治 「故郷の花」
...くすみの漁村などへ寄りつく舟を...
吉川英治 「江戸三国志」
...行幸(みゆき)も事なくすみ...
吉川英治 「私本太平記」
...大久保長安(おおくぼながやす)どののお身にはなにごともなくすみましたかな」「いちじは曲者(くせもの)に追(お)われて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼と、鄒(すう)との会見も、心地よくすみ、さっそく大牢襲撃の密議に入り、鄒淵(すうえん)はいちど山へ帰って行った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...空輸だと運賃も安くすみ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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