...一日中ろくすっぽ陽があたらず...
猪狩満直 「炭坑長屋物語」
...色もより白くすっきりあく抜けがしたは...
泉鏡花 「婦系図」
...少しの隙間もなくすっかり鏡で張りつめられ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...思わずくすっと笑ったとき...
壺井栄 「二十四の瞳」
...島ちゃんの旦那は碌素法(ろくすっぽう)工場へ顔出しもしないで...
徳田秋声 「あらくれ」
...ろくすっぽ聞いてはいられなかったのだろう)...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...なんらの制限もなくすっかり愛しきろうとしたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...これが恐らくすっぽんの親方であったろうという話であります...
豊島与志雄 「文学以前」
...まあ煙草でも一ぷくすって氣をまぎらそうと思いまして...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...とにかくすっきりして...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...とことん馬鹿だと! ようやくすっかり目がさめた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...今日までその本物をろくすっぽ見もしなかったけれど...
堀辰雄 「美しい村」
...早くすっきりさせたいですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ジョバンニを見てくすっとわらひました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...毎日甘くすっぱいような雲が...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...ああいうのを昔のことわざでぼうせき(望蜀(ぼうしょく)?)の欲っていうだ」「銀の野郎もまた」と云って倉なあこはくすっと笑った...
山本周五郎 「青べか物語」
...くすっと笑って云った...
山本周五郎 「ちゃん」
...ろくすっぽ口数もきかない...
吉川英治 「醤油仏」
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