...君の心の中には苦(にが)い灰汁(あくじる)のようなものがわき出て来るのだ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...六印(ろくじるし)...
泉鏡花 「浮舟」
...ここでしくじる様なことがあっては...
江戸川乱歩 「心理試験」
...剔(ほ)りくじるまだ見ぬ海の靈獸(くしけもの)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...しかしだれがその針路をきめるんだい? お前さん方みんながたびたびしくじるのは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...正午(ひる)には酢(す)く漬(つ)けた玉菜(たまな)の牛肉汁(にくじる)と...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...悪くするとしくじるよ」「いや陸軍にも...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...素人(しろうと)じゃどうしてもしくじるぜ」「なあに...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...学校はしくじるし...
豊島与志雄 「林檎」
...立花なンぞは蛆虫(うじむし)同様外夷に笑われ京都はしくじる金がなくなる...
中里介山 「大菩薩峠」
...「若い人がよく失敗(しくじる)といふが...
夏目漱石 「それから」
...「若い人がよく失敗(しくじる)というが...
夏目漱石 「それから」
...今度はしくじるまいと...
原民喜 「少年」
...自分の手にしている事件に対してあまり深謀すぎたり浅慮すぎたりしてしくじるのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...邪魔する人はいないようです」ベナが一瞬躊躇したが、ちょうど良いかもしれない、用心し過ぎて、しくじるよりは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...トリカブトといふ草の根からとつた毒汁(どくじる)ブシを泥(どろ)にねりまぜたものが塗つてあるので...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...しくじると取返しがつかぬぞ」――心得ました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうせしくじるものと覚悟している」「鶏血草とは珍しい名前ですな...
吉川英治 「江戸三国志」
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