...煙幕その他にさえぎられて見えなかったのであろうが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...妙な形の灯火(ともしび)がにぎられている...
海野十三 「火星兵団」
...海はぎら/\と、ブリキを張つたやうにまぶしく光つて来ました...
鈴木三重吉 「ぽつぽのお手帳」
...仏像は眼のぎらぎら光る三面六臂(さんめんろっぴ)の奇怪なものであった...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...仕事でまぎらしたが...
種田山頭火 「其中日記」
...悲しさをまぎらわすために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...どこかへ行ってしまいますよ……」ぎらぎらと光るイワン・フョードロヴィッチの眼を...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それよりももっと力強く神秘的にぎらぎら光っている...
豊島与志雄 「交遊断片」
...それで気がまぎらされた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...急に眼(め)がぎら/\した...
夏目漱石 「それから」
...ありたけの銀貨をつまんで嘉吉の手へ周章てゝ握ぎらせるのであつた...
林芙美子 「朝夕」
...彼らを痛めつけないともかぎらず...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ホテルの玄關くらゐ私の書きものに疲れた目をまぎらしてくれるものはない...
堀辰雄 「エトランジェ」
...その石崖にかぎらず...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...ただ絶えず黒目がぎらついているのは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...もはやまぎらかすことも出来なくなり...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...木下杢太郎さんが此地で此の煙草の香の指先に残つてゐるのを嗅いで憂鬱をまぎらされた事を想ひ出し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...おつかれであろう」孫権はねぎらう...
吉川英治 「三国志」
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