...由蔵入れ!」主人は仰山(ぎょうさん)に驚いて...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...この亡国連中の礼儀の仰山(ぎょうさん)なのにはほとほと腹を抱える思いがした...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...仰山(ぎょうさん)な用だのう」裏口から二...
橘外男 「仁王門」
...そのたびごとに廊下でだれかが「マアきれいな花ですこと」とぎょうさんにほめる声が聞こえた...
寺田寅彦 「病室の花」
...さも仰山(ぎょうさん)に買い被(かぶ)って...
夏目漱石 「坑夫」
...お母さんがあんまり仰山(ぎょうさん)過ぎるからいけないんだ」といったその時の言葉を考えてみると...
夏目漱石 「こころ」
...畏怖(いふ)というと仰山(ぎょうさん)すぎるし...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「まあ素敵ですね」とか何とか仰山(ぎょうさん)な言葉をつかうものだ...
平林初之輔 「謎の女」
...双方から出た仰山(ぎょうさん)な脅し文句は沢山あったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...善悪美醜に対するあのぎょうさんな言葉ですね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...さも仰山(ぎょうさん)に驚いて見せるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...仰山(ぎょうさん)らしくなることを思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大そう仰山(ぎょうさん)な支度...
吉川英治 「剣難女難」
...おれはそこの秘蔵(ひぞう)弟子だ」「偉(えら)いなあ――」竹童(ちくどう)はわざと仰山(ぎょうさん)に感心して...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まことに眼もくらむばかり仰山(ぎょうさん)な旅行陣であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...行祐(ぎょうゆう)はすこし仰山(ぎょうさん)な手真似(てまね)で答えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...「仰山(ぎょうさん)にいわるるなよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...婆は仰山(ぎょうさん)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
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