...幻の痣を核としてぎっしりと凝集(ぎょうしゅう)してしまったというわけでした...
梅崎春生 「Sの背中」
...広い参道の両側はぎっしりと杉の並木でおおわれている...
梅崎春生 「狂い凧」
...安心し切ってぎっしりと舷と舷とをよせ合って...
海野十三 「火薬船」
...どこから持ちだしてきたのか車にぎっしりと積んだ荷物が...
海野十三 「空襲警報」
...古い大きい木がぎっしりとり囲んでいて...
海野十三 「少年探偵長」
...ぎっしりと小説本が並んでおり...
海野十三 「脳の中の麗人」
...そのぐるりの隅々にまで隙間なくぎっしりとアドソールを詰め込み...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...書棚がぎっしりと列んでいて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...頭上の枝葉はぎっしりと密生(こ)んでいて...
中島敦 「環礁」
...五十年かけてつくった着物がぎっしりと這入っているに違いない...
林芙美子 「晩菊」
...ぎっしりと詰った旅客たちの間に挿(はさ)まれ...
原民喜 「冬日記」
...奥行いっぱいにぎっしりとつまっていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...幾台ともしれないタンクがぎっしりとならび...
久生十蘭 「だいこん」
...書棚にはあらゆる種類の専門書がぎっしりとつまっており...
平林初之輔 「ホオムズの探偵法」
...夏の頃には、小川の両岸から突き出して互に入りまじった沢山の枝が、ぎっしりと、昼も暗いほどに深くしげっていた...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ぎっしりと詰(つ)まっていた...
堀辰雄 「美しい村」
...楽器店や弟子たちの父兄達から奥住女史に贈られた花籠や花束がぎっしりと置き並べられて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...牛にぎっしりと積んでもち帰る下木(したぎ)と呼ばれたその若木も...
柳田国男 「故郷七十年」
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