...』やがて古(ふる)い古(ふる)い杉(すぎ)木立(こだち)がぎっしりと全山(ぜんざん)を蔽(おお)いつくして...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...銀貨でぎっしりと...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「空とぶトランク」
...生長線がぎっしりとついている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ぎっしりと本がつまっている...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...裏には悪夢のようなものがぎっしりと積み重なっている...
梅崎春生 「幻化」
...むしろぎっしりと充実して来るようにも感じられて来ました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...どこから持ちだしてきたのか車にぎっしりと積んだ荷物が...
海野十三 「空襲警報」
...ぎっしりと小説本が並んでおり...
海野十三 「脳の中の麗人」
...ぎっしりとその胸に喰いこんでいた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...部落外れの両側に椿の樹が並木みたいにぎっしりと密生した路になった...
田畑修一郎 「石ころ路」
...頭上の枝葉はぎっしりと密生(こ)んでいて...
中島敦 「環礁」
...ぎっしりと押しつめられてわたるひっつめの髪のおかみさんたちよ...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...ぎっしりと詰まっていて...
火野葦平 「花と龍」
...ぎっしりとは行かないと思ったが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何だか当分ぎっしりとつまった手紙かく根気がぬけて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...針金でぎっしりと結(ゆ)わえられてあった...
山川方夫 「お守り」
...ぎっしりと鯉で詰った水面で曲っていた...
横光利一 「上海」
...浅井一族のぎっしりとかたまっている上座のまえへ出て平伏した...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索