...腰がぎくっとなるのが判ったよ」ていねいに葡萄の皮を剥いて...
梅崎春生 「狂い凧」
...太刀川はぎくっとした...
海野十三 「太平洋魔城」
...俺をぎくっとさせた...
高見順 「いやな感じ」
...ぎくっとしたのである...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...幸子はぎくっとしながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あなたどうなすったの!」彼女はぎくっとして...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...「どんな御用で?……」「お前は、親分のおつれさんを、露探(ろたん)というたそうじゃなあ?」新之助は、ぎくっとして、「いえそれは……」「それはも、糞もあるか」もう、そのときは、背後にいた一人が、新之助の腰を蹴飛ばしていた...
火野葦平 「花と龍」
...カラ、カラッ、という、その音に、金五郎は、妙に、ぎくっとした...
火野葦平 「花と龍」
...足音が聞こえたのでぎくっとした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...きっとうまく収まると示唆しておる」メアリがぎくっとして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...百姓どもはぎくっとし...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...ジョバンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまひました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ジョバンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまいました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ジョバンニはそっちを見てまるでぎくっとしてしまひました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...若さまのおちんぼはこわれてらあ」菊千代はぎくっとして...
山本周五郎 「菊千代抄」
...いっそ石川兵庫介のほうがよっぽど男らしいぞ」六郎兵衛の躯(からだ)がぎくっとちぢみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甚三郎様の水装束(みずしょうぞく)を取りに参りましたが』水装束――云う迄もない死装束――彼女はぎくっとしたが...
吉川英治 「夏虫行燈」
...ぎくっと肌のうぶ毛が凍るような心地して...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??