...弱者の行く可き道にも幾多の懷かしい先輩が我等を待つてゐるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...若しくは抑圧すべき道徳の上に成り立たねばならぬとの主張の上に据えられた人類の集団生活には見遁(みのが)すことの出来ないうそがある...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...どうも話がわき道に外(そ)れちゃったが...
有島武郎 「星座」
...更(さら)にこれを拡張し得べき道理がない...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...例えば銀座通りの如き道幅の広い所では...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...されど汝(なんじ)の歩むべき道は一つだ」と...
高神覚昇 「般若心経講義」
...私等の進むべき新らしき道を実際的に見出して行かうとしたのであつた...
高浜虚子 「進むべき俳句の道」
...取るべき道を誤らないためには前途を見透す内察と直観の力を持たなければならない...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...我は計略らして巧みに狹き道に入り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...永遠の目的に達する唯一の正しき道へ導くことになるのです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さうして今後進むべき道は...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...とおき道をあゆまんと...
中里介山 「法然行伝」
...否(いな)この世に生を享(う)けた人類は悉(ことごく)く守るべき道なりと教えるのは...
新渡戸稲造 「平民道」
...ただし母系統を重んずるにはまた拠るべき道理の争われぬものありて...
南方熊楠 「十二支考」
...世間を憚かるべき道理はないと...
柳田國男 「ひじりの家」
...「……道行き道行き……」と叫んだ者が二三人あったが...
夢野久作 「斜坑」
...わき道ばかりにそれている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...実をいうと古美術の研究は自分にはわき道だと思われる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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