...人間の文明は有史以来僅々(きんきん)数千年を閲したのに過ぎない...
芥川龍之介 「僻見」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...僅々(きんきん)十一分のうちに見事にぎいっと開かれた...
海野十三 「共軛回転弾」
...僅々(きんきん)二三十秒の惶(あわただ)しい出来事であった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...今この列車の停っている位置は甲南女学校を東北に距(へだた)ること僅々(きんきん)半丁程の地点であることは明かであり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それを僅々(きんきん)数時間あるいはむしろ数分間の調査の結果から...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...燃ゆるがごとき憤嫉(ふんしつ)を胸に畳(たた)みつつわが寓(ぐう)に帰りしその夜(よ)より僅々(きんきん)五日を経て...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...地蜂の穴を埋めてきんきんいふ声に耳をすまし...
中勘助 「銀の匙」
...僅々(きんきん)数日の間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...近々(きんきん)博士論文を出すんだそうで……」小夜子は銀時計すらいらぬと思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...「実はこの着物で近々(きんきん)都落(みやこおち)をやるんだよ...
夏目漱石 「明暗」
... はらぺこの シンプキンには ぜんぶが ちょっと 耳ざわり!とりわけ 木の こうしまどの むこうから 聞こえてくる きんきん声に がまんできません...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...小岩井(こいわい)の野原には牧草(ぼくそう)や燕麦(オート)がきんきん光っておりました...
宮沢賢治 「おきなぐさ」
...いつでも西洋料理だから今日は一つ日本料理を差上げたらよかろう」お登和嬢「ハイ」と返事も軽く出(い)で欣々(きんきん)として台所へ立って行く...
村井弦斎 「食道楽」
...ここへ来ると欣々然(きんきんぜん)として親玉の節度に服している...
柳田国男 「こども風土記」
...黄色いようなきんきん声で叫びだした...
山本周五郎 「季節のない街」
...声には張りが籠ってきんきんとよく響き...
横光利一 「旅愁」
...緊々(きんきん)縮々(しゅくしゅく)...
吉川英治 「新・水滸伝」
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