...進退ここにきわまりながら叫べども応ずる人なきに...
井上円了 「おばけの正体」
...残虐(ざんぎゃく)きわまりなき吸血鬼が出たのだ...
海野十三 「恐怖の口笛」
...危険きわまりないものですから...
海野十三 「金属人間」
...実に痛快きわまりない...
高見順 「いやな感じ」
...さすがに変幻出没きわまりない怪猫の怨霊も...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...玄妙きわまりなき東洋日本の縮図―― It is SAKURA; yes sir, just off Charing Cross !『ナンバ・エイト...
谷譲次 「踊る地平線」
...日本のような多彩にして変幻きわまりなき自然をもつ国で八百万(やおよろず)の神々が生まれ崇拝され続けて来たのは当然のことであろう...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...臆病(おくびょう)さの確かめられる時であるというのはきわまりなく不愉快な恥ずかしい事である...
寺田寅彦 「笑い」
...彼は感きわまり、身を震わし、息をあえいだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一脈の悲愴きわまりなき表情が浮びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...陰きわまりて陽に転ずるものとして取り扱っている...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...いずれも陰きわまりて陽に転ずる緻密のところである...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...水の上の水の光にらんちゅうはきわまり燃ゆる四囲ながめぬ「これはねえ...
林芙美子 「お父さん」
...自他ともに「斬り裂(さ)くジャック」と呼んで変幻(へんげん)きわまりなく...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...私は音楽も絵にも文学にも実にこの強靭きわまりない高揚と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...現象的きわまりない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...快調きわまりない軽いからだつきになって何かが急に食いたくなった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...塔の運動も従って変幻きわまりなかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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