...きわだった美しさは...
田中英光 「オリンポスの果実」
...普通に考えられているような日本の建国というきわだった事件が...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...ただ無邪気な少女のきわだった美しさに迷っただけであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そのころのきわだったこととして紹介しておきたいのは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...きわだった対照を作って...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...きわだった挨拶(あいさつ)をする機会がない...
夏目漱石 「三四郎」
...酒気に駆られて動くのだと評してしかるべききわだった何物をも認めなかったので...
夏目漱石 「手紙」
...きわだった名はつけぬものだと...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...間もなく自分を学友たちのなかでのきわだった人物にさせ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...――「このマドンナ・デラ・ピエタ13を君はどう考えるかね?」「それあグィードー14のものだ!」予は先刻からそのきわだった美しさに余念なく見とれていたので...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...歌の一節のきわだった部分が終るころになると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この顔にきわだった嘆賞すべき美しさがあるといったら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...菊見せんべいの店の乾いた醤油のかんばしい匂いが一層きわだった...
宮本百合子 「菊人形」
...あのきわだった山吹の色の細長が似合う顔と源氏の見立てたとおりの派手(はで)な美人は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...白とか赤とかきわだった片(ひら)は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...長十郎はまだ弱輩で何一つきわだった功績もなかったが...
森鴎外 「阿部一族」
...昔の名器も今のそれもきわだった差違はない...
柳宗悦 「北九州の窯」
...それがぜんたいの風貌にきわだった品格を与えていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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