...しかしわたしの宿の主人が切抜帖(きりぬきちょう)に貼(は)っておいた当時の新聞に載っていたものですから...
芥川龍之介 「温泉だより」
...三日月をきりぬき...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...抜萃(きりぬき)に使ふ鋏を逆手に握つて...
石川啄木 「菊池君」
...社長は卓子(テーブル)の下を這つて向うへ拔けて拔萃(きりぬき)に使ふ鋏を逆手に握つて眞蒼な顏をして...
石川啄木 「菊池君」
...そして、サンタクロスのお爺さんに手紙だして、ね」「はい、はい、さあ書きますよ、みっちゃん、いってちょうだい」「ピアノよ、キュピーよ、クレヨンね、スケッチ帖(ちょう)ね、きりぬきに、手袋に、リボンに……ねえかあさん、お家(うち)なんかくださらないの」「そうね、お家(うち)なんかおもいからねえ...
竹久夢二 「クリスマスの贈物」
...机の上に積み重ねた新聞雑誌の切抜(きりぬき)や...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...そのために全部きりぬき...
中井正一 「生まれ変った赤坂離宮」
...切抜(きりぬき)帖を開いてみると...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...切抜帳(きりぬきちょう)の中には...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そのきりぬきをこしらえてもっていた...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...わたしはそのきりぬきをもっていただろう...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...ですから鶏肉を使う商売の巧者な人は切抜(きりぬき)いくらという相場で買います...
村井弦斎 「食道楽」
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