...智慧ある風(ふり)にきらめきて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...遙(はる)かに帯を曳(ひ)いたやうな銀(しろがね)の色のきらめき...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...その飛立つた時の白い翼の一斉のきらめきが何とも言はれず美しかつた...
田山録弥 「初冬の記事」
...早くも立迷ふ夕靄の底からきらめき初める...
永井荷風 「町中の月」
...あきらめきった悲しい手紙を息子へよこしている...
長谷川時雨 「西川小りん」
...感情のきらめきと屋根裏部屋の詩...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...秋の野末の稲妻のように私の脳底にきらめきいり...
久生十蘭 「海豹島」
...それではあきらめきれないので...
久生十蘭 「あなたも私も」
...どうしてもあきらめきれぬので...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...異様なきらめきを漲(みなぎ)らして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...露のきらめきと云えば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さてそうもあきらめきれるものではございませんから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたし個人としては何としてもあきらめきれない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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横瀬夜雨 「花守」
...もう彼女はあきらめきった病人のように...
横光利一 「上海」
...最初の朝日の光りを受けてきらめきながら...
横光利一 「日輪」
...草の間できらめき光る鎌の刄...
横光利一 「榛名」
...華燈のきらめきと龕(がん)の明りがかけ連ねられた...
吉川英治 「三国志」
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