...きゃっきゃっとうれしがったり恥ずかしがったりする貞世はその夜はどうしたものかただ物憂(ものう)げにそこにしょんぼりと立った...
有島武郎 「或る女」
...きゃっきゃっ笑い崩れた...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...―――ナオミがきゃっきゃっと笑いながら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼らは喜んできゃっきゃっと笑う...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...お母さんがいつになくふざけているのだと思ってきゃっきゃっと笑った...
壺井栄 「大根の葉」
...スクルージの姪に当るその妻もまた彼と同様にきゃっきゃっと心から笑っていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...芸妓たちはきゃっきゃっと騒いでから...
豊島与志雄 「田舎者」
...皆できゃっきゃっと遊び初めた...
豊島与志雄 「叔父」
...子供や女の人達がきゃっきゃ云って遊んでいた...
豊島与志雄 「同胞」
...」子供達はきゃっきゃ云って逃げ廻った...
豊島与志雄 「人の国」
...子供らは面白がってそれを見てきゃっきゃっ騒いでいたが...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...上のほうから蜜柑をいっぱい詰めた大きな籠(かご)を背負った娘たちがきゃっきゃっといいながら下りてくるのに驚かされたりしました...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...何か気ちがいのようにきゃっきゃっといってふざけながら...
堀辰雄 「幼年時代」
...きゃっきゃと云わせている...
森鴎外 「百物語」
...きゃっきゃっと声を立てて笑いこけている...
矢田津世子 「女心拾遺」
...おせんのはしゃぐのに合わせてきゃっきゃっと躍り跳ねた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...今度は母親たちの裾(すそ)の周囲をきゃっきゃっと声を立てて追っ馳け合った...
横光利一 「比叡」
...きゃっきゃっと笑いこけながら...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索