例文・使い方一覧でみる「きびがら」の意味

...赤坊の泣くのに困（こう）じ果てて妻はぽつりと淋しそうに玉蜀黍殻（とうきびがら）の雪囲いの影に立っていた... 赤坊の泣くのに困じ果てて妻はぽつりと淋しそうに玉蜀黍殻の雪囲いの影に立っていたの読み方

有島武郎「カインの末裔」

...玉蜀黍殻（とうきびがら）といたどりの茎で囲いをした二間半四方ほどの小屋が... 玉蜀黍殻といたどりの茎で囲いをした二間半四方ほどの小屋がの読み方

有島武郎「カインの末裔」

...ここへあたりの黍殻（きびがら）を寄せて二人が陣どる... ここへあたりの黍殻を寄せて二人が陣どるの読み方

伊藤左千夫「野菊の墓」

...これと少し違つて黍殻（きびがら）に赤紙の着物などを着せて人形として... これと少し違つて黍殻に赤紙の着物などを着せて人形としての読み方

正岡子規「病牀六尺」

...南の島では黍殻（きびがら）を束（つか）ねてこしらえた松明（たいまつ）を... 南の島では黍殻を束ねてこしらえた松明をの読み方

柳田国男「海上の道」

...黍幹（きびがら）も悲みて血を流しぬ... 黍幹も悲みて血を流しぬの読み方

與謝野晶子「晶子詩篇全集拾遺」

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