...我々の嗜好が僅かな種類に限られているものらしい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...村には珍しく酒も左程嗜(たしな)まず...
石川啄木 「天鵞絨」
...容貌(ようぼう)が端正で儀礼や身嗜(みだしな)みの心得のある者...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あるいは云う男の師匠が弟子を折檻する例は多々あるけれども女だてらに男の弟子を打ったり殴(なぐ)ったりしたという春琴のごときは他に類が少いこれをもって思うに幾分嗜虐性(しぎゃくせい)の傾向があったのではないか稽古に事寄せて一種変態な性慾(せいよく)的快味を享楽(きょうらく)していたのではないかと...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...按(あん)ずるに春琴の稽古振りが鞭撻の域(いき)を通り越(こ)して往々意地の悪い折檻(せっかん)に発展し嗜虐(しぎゃく)的色彩(しきさい)をまで帯びるに至ったのは幾分か名人意識も手伝っていたのであろうすなわちそれを世間も許し門弟も覚悟していたのでそうすればするほど名人になったような気がし...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...嗜虐的な傾向は極めて少なかったからである...
外村繁 「澪標」
...大隈伯の嗜好は西洋的なると謂ふ可し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...アルコール類も可なり嗜み...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...江戸ッ子特有の嗜(たしな)みであろう...
永井荷風 「草紅葉」
...一般の人の弱点嗜好(しこう)に投ずると云う大きな意味で...
夏目漱石 「道楽と職業」
...後(おく)れ毛(げ)一(ひ)と筋(すぢ)えりに亂(み)ださぬ嗜(たしな)みのよさ...
樋口一葉 「曉月夜」
...義務と嗜好(しこう)が一致する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...当時の予の嗜好は純粋の理窟の上に美を認めたる者なり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...禁制の嗜好から愛するのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...喜んで燕肉を嗜む(ローランの『仏国動物俗談(フォーン・ポピュレール・ド・フランス)』巻二...
南方熊楠 「十二支考」
...その六十三鰻を嗜(たし)んだ抽斎は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この嗜好(しこう)は喜多静廬(せいろ)の祭礼を看ることを喜んだのと頗(すこぶ)る相類(あいるい)している...
森鴎外 「渋江抽斎」
...雲嶺も亦酒を嗜(たし)んだことがわかり...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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