...きっちりと閉め切ることが出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それが泥まみれの躄車の中にきっちりと嵌(は)まり込んでいた...
江戸川乱歩 「悪霊」
...きっちりとそれだけ返す...
太宰治 「親友交歓」
...きっちりと武装をしているのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...きっちりときまっているくらいなものなんです」「いやはや...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...きっちりとコルセットをつけ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...荒垣は髪を伸してきっちりと分け...
久生十蘭 「ノア」
...きっちりとボタンをかけた...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...きっちりとまきついているが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...きっちりとすき間もなく一望果ない田圃になっていて...
宮本百合子 「青田は果なし」
...そのきっちりと手拭でくくられた頭の上に大きい水中眼鏡がのっている...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...大変きっちりとして来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きっちりと袖口を手くびにまきつけて書いて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きっちりと肌を抑えているパンティの横から...
山川方夫 「愛のごとく」
...それぞれが尺で計ったようにきっちりと...
山本周五郎 「桑の木物語」
...帯も袴の紐(ひも)もきっちりとは緊っていないし...
山本周五郎 「風流太平記」
...端正な姿をきっちりと纏めて狂いはなかった...
横光利一 「旅愁」
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