...きちんとしていてさえざっとこの趣...
泉鏡花 「怨霊借用」
...ここはたいへんきちんとしていまして...
海野十三 「怪塔王」
...身だしなみだけはきちんとしていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...万事に主人側と雇人との区別がきちんとしていた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...きちんとしていないその仮髪(かつら)はちょうどさっき脱いだ後に彼の頭の上に偶然載っかったようにかぶり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...しかしあまりにきちんとして近より難いような気もしたのであった...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...きっときちんとして見せますがね...
徳田秋声 「爛」
...――二人とも落ち着き払ってきちんとしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...非常にきちんとしていて重々しいものでした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...どこからどこまでもきちんとして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...衣服がきちんとしておらず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...寝台はきちんとしていて...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...普段でも僕はいつもきちんとして...
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」
...貴方の仰云るように生活をきちんとして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしあまり系統がきちんとしていて王風(おおぎみふう)の点が気に入らないのですかね」と源氏が言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...注意して見ると起居の作法もきちんとしているし...
山本周五郎 「契りきぬ」
...いつも身なりをきちんとしていたことであろう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...きちんとしている有様を...
和辻哲郎 「鎖国」
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