...きちんとしたかっこうでいられるように...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...きちんとした風のおかみさんらしいのもある...
大杉栄 「続獄中記」
...きちんとした嬢さんである...
鈴木三重吉 「千鳥」
...きちんとした洋服姿でにこついてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...きちんとした桃色ワンピースに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...きちんとした真新しい身の廻りのものを持った...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それだのに焼け跡に早くもきちんとした家を建てて暮らしていなさる...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...この家の者は皆きちんとした服装(なり)をしているのに...
中島敦 「環礁」
...狹苦(せまくる)しいにしてもきちんとした傭人部屋(やとひにんべや)の周圍(しうゐ)の土(つち)に箒目(はうきめ)を入(い)れて水(みづ)でも打(う)つて見(み)たり...
長塚節 「土」
...きちんとした説明のしやうのない...
林芙美子 「幸福の彼方」
...紺飛白を着てきちんとした姿...
林芙美子 「新版 放浪記」
...きちんとした一人の生活をつゞけられてゆける私が...
林芙美子 「風媒」
...きちんとした生活では...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そしていつも大変きちんとした身なりをしていたので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...この小柄できちんとした身なりのご婦人なら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...座をきちんとした...
水野葉舟 「帰途」
...人間も金魚もいつもきちんとしたことばを口にすべきだわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...落款までが漢隷のきちんとした書風...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索