...そうすればこんなしどろもどろな言ひ方でなくもう少しきちんとした答が出来るつもりですから...
伊藤野枝 「従妹に」
...(きちんとした男らしい...
海野十三 「地獄の使者」
...きちんとした制服に身をかためた植松総監だった...
海野十三 「第五氷河期」
...調剤師のやるようなきちんとしたのではなかったので...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...きちんとした勤め口を持つてゐないといふ事が第一にいけないらしい...
高田保 「貸家を探す話」
...かねて思いはかっていたよりも十倍くらいきちんとしたお宅だったので...
太宰治 「狂言の神」
...きちんとした洋服姿でにこついてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...ハイペシア・ポターとエリス・T・ポターの名前がきちんとしたいかにもアメリカ風の字体で書いてあつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...「四方太という人は実にきちんとした人である...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...きちんとした桃色ワンピースに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...大抵きちんとした身装(なり)をして...
徳田秋声 「あらくれ」
...なかなかきちんとした家庭のように見受けられますがなあ?」とヴェリチャーニノフは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...“学者は速い舌、小さな唇、きちんとした歯、気高い外観、形の良い鼻と耳、生き生きとした精神、および優雅な挙動、を持っていなければならない...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...きちんとした一人の生活をつゞけられてゆける私が...
林芙美子 「風媒」
...同じようにきちんとした服を着ており...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...きちんとした勘定もしなければ予算も立てなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...皺一つ寄つてゐないきちんとした胴衣(コルサージュ)を身につけた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...年をとったお爺(じい)さんがきちんとした分けまえを受けとるようによく気をつけ...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
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