...それは警察署の聴取書綴(ききとりしょつづり)のなかから発見したものであったが...
海野十三 「東京要塞」
...四人が頭をくっつけるようにして明智のないしょ話をききとりました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
... 35老いたる*父の傍に其座を占むる端嚴の*神母ききとり誘はれて共にひとしく咽び泣く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『どうしてききとりにいつたの...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...よく来客のいうことをまちがいなくききとり...
羽仁もと子 「女中訓」
...僕の雑音のかなたに一つの澄みきつた歌ごゑがききとりたいのだが……...
原民喜 「鎮魂歌」
...雑音のなかに一つの澄みきつたうたごゑ……それをききとりたいと云つて伊作の声が消えた...
原民喜 「鎮魂歌」
...僕は雑音のかなたに一つの澄みきった歌ごえがききとりたいのだが……...
原民喜 「鎮魂歌」
...雑音のなかに一つの澄みきったうたごえ……それをききとりたいと云って伊作の声が消えた...
原民喜 「鎮魂歌」
...何かききとりにくいことを...
久生十蘭 「キャラコさん」
...第一竜は黙って聴受(ききとり)...
南方熊楠 「十二支考」
...おっしゃることをききとりにくいわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしどもは物の聴取方(ききとりかた)が変っていますからね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...優(すぐ)れた好運の話をお聴取(ききとり)になりますね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...おききとりを仰ぎたく」と...
吉川英治 「私本太平記」
...南ノ方からつぶさな当夜の惨状をおききとりあるや...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索