...船足のとまった船ではもう舵(かじ)もきかない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...きかない氣(き)の爺(ぢい)さんが...
泉鏡太郎 「十六夜」
...なるべく彼と口きかないように口きかないようにと避けて見たけれど...
伊藤野枝 「わがまま」
...なんにも口をきかないからな...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...みちみち一言も口をきかない...
太宰治 「愛と美について」
...てくてく歩いているのも気のきかない話じゃないか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いつものように口をきかない...
夏目漱石 「三四郎」
...どこかの年とつた男がブレーキのきかない自轉車で...
新美南吉 「坂道」
...「おまえは なぜ おかあさんの いう ことを きかないの」と おかあさんの たけが ききました...
新美南吉 「たけのこ」
...気のきかないせいもあったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俺ともう一ケ月も口をきかない」とぽつんと云つた...
原民喜 「飢ゑ」
...言うことをきかない...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...猫もこのくらい権威者になるとごまかしはきかない...
山本周五郎 「季節のない街」
...若君がどうしてもきかないので...
山本周五郎 「桑の木物語」
...口もきかないで怒ッていらッしゃるのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...きかないのである...
吉川英治 「三国志」
...変現出没のきかない所だ...
吉川英治 「平の将門」
...圧(おさ)えはきかないし...
吉川英治 「源頼朝」
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