...休暇になつてからの學校ほど伽籃堂(がらんどう)に寂しいものはない...
石川啄木 「鳥影」
...がらんどうになっていた...
海野十三 「超人間X号」
...その上にがらんどうのコンクリートの倉庫が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...果せるかな家内のものは皆新宅へ荷物を方付に行って伽藍堂(がらんどう)の中(うち)に残るは我輩とペンばかりである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...二人がかりでいつもがらんどうになっている臺所に火をおこし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あたりを伽藍堂(がらんどう)の如く淋(さび)しく見せた...
夏目漱石 「道草」
...果せるかな家内のものは皆新宅へ荷物を片付(かたづけ)に行って伽藍堂(がらんどう)の中に残るは我輩とペンばかりである...
夏目漱石 「倫敦消息」
...その上に腰をかけて編物をしてゐる娘もなく煖爐に坐る黒猫の姿も見えない白いがらんどうの家の中で私は物悲しい夢を見ながら古風な柱時計のほどけて行く錆びたぜんまいの響を聽いた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...その市街はがらんどうで夜なんかはまつくらです...
萩原朔太郎 「都會と田舍」
...がらんどうな家の片隅に...
林芙美子 「新版 放浪記」
...がらんどうな家の片隅に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...がらんどうの空家で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...三方ともがらんどうの...
平出修 「夜烏」
...皆から離れたがらんどうな大部屋にポツンと居る子の周囲はこりかたまった様な静けさが満ちて居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...内部はがらんどうらしく察せられたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...がらんどうな大きな二階の一室に通され...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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