...休暇になつてからの学校ほど伽藍堂(がらんどう)に寂しいものはない...
石川啄木 「鳥影」
...お尻の下はがらんどうだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...その生活は何處かに空洞(がらんどう)のやうな空所があつたに相違ない...
薄田泣菫 「久米の仙人」
...十月の深夜のがらんどうなアトリエの小さな隅の埃(ほこり)を払つてきれいに浄め...
高村光太郎 「智恵子抄」
...土間の大部分ががらんどうになっていて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...するとその石の向うががらんどうらしい音がするのであった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...としとったお母さん逝(い)ってはいけないとしとったお母さんこのままいってはいけない風にぎいぎいゆれる母子寮のかたすみ四畳半のがらんどうの部屋みかん箱の仏壇のまえたるんだ皮と筋だけの体をよこたえおもすぎるせんべい布団のなかで終日なにか呟(つぶや)いているお母さんうそ寒い日が西の方...
峠三吉 「原爆詩集」
...それと核との間はがらんどうで何もない...
永井隆 「長崎の鐘」
...伽藍堂(がらんどう)のような真中(まんなか)に立って...
夏目漱石 「行人」
...室内はもちろんがらんどうで...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...今は殿堂はがらんどうで...
野上豊一郎 「パルテノン」
...それにあすこの福和戸(ふくわと)のやうながらんどうの温泉...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...がらんどうな家の片隅に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...三方ともがらんどうの...
平出修 「夜烏」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...草むらの底のほうは下葉が落ちつくしてがらんどうになり...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...足跡はあるがほかになんにもないじゃないですか?」冬木刑事はがらんどうの部屋の周りや床の上を見回しながら...
森下雨村 「五階の窓」
...伽藍洞(がらんどう)の痴呆状態に成り果てた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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